ホワイトラビット


伊坂幸太郎作品は、ほとんど読破しています。
少し前に購入したのですが、序盤で読むのを辞めてしまった作品です。私には物語があまり展開せずに、少し読むのがかったるくなってしまったからです。
ただ、せっかく買ったのだから、読んでしまおうと思い、読了しました。
最後まで、読み通して、できれば二度読みしなければ、様々な仕掛けに気付くことができないです。私は久しぶりに、小説を読んで「やられた」と思いました。
前半部分のかったるく感じたことが最後まで読み進めると、報われる、そんな小説です。
私が印象に残った部分をピックアップします。
老人たちを狙う詐欺師が許せないという泥棒仲間の発言を受けて、泥棒黒澤の発言です。集団で生きる人間の特徴をうまく描写しているなと感心しました。ルールを破る人をみるのは不愉快なんですよね。
宇宙と比べ、人の一生についての親娘の会話です。私は人の一生は「はい、生まれました。はい、死にました」なのかなと漠然と思っていたのですが、この部分を読んで、少し考え方が変わりました。
そうです。人の一生なんて一瞬ですが、生と死の間にはいろいろあるよなって、そのいろいろの中に意味を見出さないといけないよな、なんて思ってしまいました。
楽しさを追求したら、こういう小説になりました。最新書き下ろし長編は、予測不能の籠城ミステリーです! 仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。「白兎事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ! 伊坂作品初心者から上級者まで没頭度MAX! あの泥棒も登場します。(Amazon商品紹介より)
伊坂幸太郎作品は、ほとんど読破しています。
少し前に購入したのですが、序盤で読むのを辞めてしまった作品です。私には物語があまり展開せずに、少し読むのがかったるくなってしまったからです。
ただ、せっかく買ったのだから、読んでしまおうと思い、読了しました。
最後まで、読み通して、できれば二度読みしなければ、様々な仕掛けに気付くことができないです。私は久しぶりに、小説を読んで「やられた」と思いました。
前半部分のかったるく感じたことが最後まで読み進めると、報われる、そんな小説です。
私が印象に残った部分をピックアップします。
「ルールを守ることに関しては敏感なんだ。ルールは自分たちから自由を奪う。ただ、そのルールによって秩序が、集団で守られている。ルールを破りたいが、破らないように、と昔から教え込まれている」
老人たちを狙う詐欺師が許せないという泥棒仲間の発言を受けて、泥棒黒澤の発言です。集団で生きる人間の特徴をうまく描写しているなと感心しました。ルールを破る人をみるのは不愉快なんですよね。
「はい、生まれました。はい、死にました。みたいなものじゃないのか」
「違うよ。はい、生まれました。はい、いろいろありました。はい、死にました。」
宇宙と比べ、人の一生についての親娘の会話です。私は人の一生は「はい、生まれました。はい、死にました」なのかなと漠然と思っていたのですが、この部分を読んで、少し考え方が変わりました。
そうです。人の一生なんて一瞬ですが、生と死の間にはいろいろあるよなって、そのいろいろの中に意味を見出さないといけないよな、なんて思ってしまいました。