片思いのみっともなさが描かれている作品

ハチミツとクローバー

6畳+台所3畳フロなしというアパートで貧乏ながら、結構楽しい生活を送る美大生・森田、真山、竹本の3人。そんな彼らが、少女のように小さく可憐な女の子・花本はぐみと出会い…!?(Amazon商品紹介より)
ハグが登場したら、漠然と誰かとくっついて、という展開を期待したのです。読み進めるとわかると思うんですが、この作品は恋愛がメインテーマではないと私は思います。

では、何がテーマなのかと言われると難しいです。学生の心の成長が一つのテーマなのかなと思っています。学生時代に友達とやったバカなこと、そのバカなことをやったメンバーで真剣に語ったりするのって、多くの人が経験したことがあるはずです。

それを取り戻すことはできないけれど、このマンガ読んでいると、学生時代のことが再現されます。
私は作品を読み続けているさいに、学生時代がフラッシュバックして、思い出に泣かされそうになりました。

もちろん、登場人物同士がお互いに心惹かれている描写が多くあります。特に、片思いをしている時のみっともなさが上手く描けているなと感じます。

そして、誰かに好かれた時の心境もよく描けています。作中の人物の「俺は、こいつと付き合えないけれど、こいつには幸せになってほしい」っていう振る舞いは見方によってはかっこよく映るけれど、好かれた人間の身勝手な振る舞いにも見えます。そういうシーンもよく描けていると感心します。

この作品は、恋愛要素がてんこ盛りですが、ほとんどが報われないです。片思いがいたるところに量産しております。

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