バルテュス展はエロい

 雨の上野はいつもより人が少なかった。天気がいい上野は大抵混んでいて、美術館の中も混んでいる。

 美術館が混んでいると困るのが、自分の観たい位置で作品を見ることができなくなる。とりあえず近くで見て、二三歩離れて見て、右によって見てっていうのを、絵を見るときはやっておきたいのだけれども、混んでいるとなかなかそれができない。

 今日のバルテュス展は、僕が今まで美術館に来た中で、一番空いていた。ゆっくり自分の好きなように見ることができた。

 そして感想なんですが、バルテュス展は、エロいです。官能的やらエロスやらって表現してもいい。でも、バイオリン教師が少女に折檻(おしおき)をしている情景が描かれている作品があるのだけれども、裸の少女のあそこを中心に折檻している。見ていて意味が分からなかった。そんなシーンを描く必要はあったのか。

 バルテュス展を見て感じたのは、バルテュスは女の人の裸と猫と少女が好きだということ。あんまり風景だとか男性だとかには、興味がないように感じた。